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はちみつについて

2019年03月05日(火)

はちみつと子育てのお話。

2017年4月7日(金)、東京都足立区内の生後6ヶ月の男児が乳児ボツリヌス症で死亡したという知らせが全国各地に報道され、大きな話題となりました。

 

死亡した男児は、生後4ヶ月頃からはちみつを混ぜた市販のジュースを1日2回、およそ10g与えられていたそうで、2月20日にけいれんや呼吸不全などの神経症状が表れたため医療機関へと搬送されたのですが、3月末に亡くなりました。

その後の調べで、死亡した男児の便や自宅のはちみつからボツリヌス菌が検出され、男児が死亡した原因はボツリヌス菌の感染による乳児ボツリヌス症であると断定されました。

死亡した男児の家族は、「1歳未満の乳児にはちみつを与えてはいけないことを知らなかった。栄養があると思った」と話しています。

 

東京都が行った乳児ボツリヌス症に関する調べによると、記録が残っている1986年以降、今回のようなケースを含め、全国各地で36例もの発症が確認されていることが明らかとなり、厚生労働省は「1歳未満の乳児にはちみつを与えないように」と注意を喚起しています。

 

今回は、これ以上はちみつが原因で不幸になってしまう赤ちゃんや家族を増やさないために、はちみつと子育てについてお話したいと思います。

 

赤ちゃんはちみつ

厚生労働省は公式ホームページにて、赤ちゃんのお父さんやお母さんをはじめ、赤ちゃんをお世話している多くの方々へ向けて「1歳未満の赤ちゃんにとって『はちみつ』はリスクの高い食べ物です」「はちみつを与えるのは赤ちゃんが1歳を過ぎてからにしましょう」と呼びかけています。

 

1歳未満の赤ちゃんは私たちとは異なり消化器官が未熟なため、ボツリヌス菌の繁殖を食い止めることができません。

そのため、ボツリヌス菌の芽胞にとって、赤ちゃんの体内は発芽するのに最適な環境と言えるのです。

 

ボツリヌス菌とは、強力な菌体外毒素を産生し食中毒を引き起こす有名な嫌気性の桿菌であり、通常土の中に芽胞と呼ばれる半結晶状態で存在しています。

ボツリヌス菌は半結晶の状態では発芽しないため、この状態のことを休眠型と呼ぶのですが、非常に高い耐久性を持っているため、100℃の熱湯で煮沸しても消滅することはありません。

また、ボツリヌス菌は芽胞から発芽すると増殖を始めるようになるため、休眠型とは反対の増殖型と呼ばれています。

増殖型となったボツリヌス菌は休眠型よりも威力が高まり、人間の体内で増殖が始まると食中毒を引き起こします。

 

ボツリヌス菌の毒素は自然界で作り出される毒素のなかでもトップクラスですので、赤ちゃんの体内に増殖型のボツリヌス菌が入り込んでしまうと、たいへん危険な状態と言えます。

 

日本では1987年から1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えないようにと指導しているのですが、それでも1999年以降で医師が乳児ボツリヌス症として報告した事例は16例あり、アメリカでは毎年100例以上の発生報告がなされています。

 

乳児ボツリヌス症を発症すると、

・便秘

・授乳量の低下

・元気の消失

・鳴き声の変化

・首のすわりが悪くなる

などの症状が表れ、酷くなると呼吸筋が麻痺して呼吸不全を引き起こし、最悪の場合死に至ることもあります。

ただ、乳児ボツリヌス症の致死率は2%ほどですので、早期発見と適切な治療を行うことで大事に至ることはありません。

しかし、今回のように死亡するケースもありますので、はちみつを1歳未満の赤ちゃんに与えるのはリスクの高い食べ物であることをしっかり頭の中に入れておきましょう。


授乳とはちみつ

赤ちゃんの食事である母乳はお母さんの血液で作られているため、母乳で子育てをされているお母さんにとって、ボツリヌス菌が含まれている可能性のあるはちみつを食べて良いものかどうかと悩みどころですよね。

 

しかし、ボツリヌス菌は母乳を介して赤ちゃんに感染したという報告は今のところ存在しないため、たとえボツリヌス菌が含まれたはちみつをお母さんが食べたとしても、大人であるお母さんの腸ならボツリヌス菌が繁殖することはありませんし、血液に交じってしまうこともないので、赤ちゃんが乳児ボツリヌス症を発症することはありません。

 

ただ、1歳未満の赤ちゃんにはちみつを食べさせてはいけないと知っていても、市販のパンやジュース、料理に使う調味料などにはちみつが含まれている可能性がありますので、赤ちゃんに与える食品を購入する際は、必ず原材料欄を確認してから購入しましょう。


1歳を過ぎた赤ちゃんとはちみつ

1歳を過ぎた赤ちゃんにとって、はちみつは「命を脅かす危険な食べ物」ではなく、「健やかな成長に欠かせない栄養満点な食べ物」へと変化します。

1歳を過ぎた赤ちゃんにはちみつを与えると、脳の発達を促したり、殺菌効果など様々な効果や効能が得られるようになります。

ただし、1歳を過ぎたからといっていきなり大人と同じ分量のはちみつを与えるのではなく、少しずつ食べさせるようにしてください。

 

また、赤ちゃんの成長を促すためにはちみつを与える場合は、生はちみつを与えるのがポイントです。

はちみつは40℃以上で加熱してしまうと、含有されている栄養成分が失われてしまうため、はちみつを食べさせても健康に関する効果や効能が得られなくなってしまいます。

ヨーグルトやパンに塗ってたべるようにしましょう。

 

いかがでしたか。

赤ちゃんにとって何が1番良い食べ物なのかをしっかり考えることが、お父さんやお母さんの務めとなります。

健康に良いからといって大人と同じ感覚で与えるのは赤ちゃんの命を危険に晒すことになりますので、何を食べさせたら良いのか分からない場合は、信頼できる産婦人科医や厚生労働省の公式ホームページを確認するようにしましょう。